学習活動レポートには、何が書かれるのか
ツヅリクロスがお返しするのは、A4 1枚の「学習活動レポート」です。使う前に中身が分からないと決めようがないので、どの欄に何が入るのかを先にお見せします。
5つの欄
- ① 成果物・活動の概要(AIによる要約)
- ② 家庭での観察・本人の作品(原文・無改変)
- ③ 学習指導要領 3観点への紐付け(AIによる下書き)
- ④ 今回はレポートにしていないこと(正直な空欄)
- ⑥ 学校確認欄(先生の記入欄)
上から順に、要約・原文・紐付け・書けなかったこと・学校の記入欄、という並びです。番号が⑤で飛んでいるのは、先生に確かめたいことがあるときだけ出てくる欄があるためです。毎回は出ないので、見取り図には入れていません。
この5つは、家庭が埋める欄と、こちらが下書きする欄と、先生が書く欄に分かれています。②は家庭が送った言葉そのもの、①と③はこちらの下書き、⑥は先生の欄です。誰が書いたのかが欄で分かれていること自体が、読む側にとっては大事なところです。
②が「原文・無改変」である理由
保護者が送った言葉は、書き換えずにそのまま載せます。読みやすく整えたくなるところですが、整えた瞬間に、それは誰の観察なのか分からなくなります。先生が読むときに根拠として使えるのは、誰かが手を入れていない文のほうです。
だから②は原文のまま置き、要約は①に、解釈は③に、それぞれ別の欄として分けています。
③には「確度」が付きます
③では、学習指導要領の3つの観点に紐付けた下書きを出します。知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度、の3つです。
それぞれに「確度」が付きます。確度が「低」のところや空欄は、無理に埋めずに先生の判断に委ねる箇所を示しています。自信のある紐付けと、そうでない紐付けが同じ顔で並んでいると、読む側は全部を疑うしかなくなります。
④「今回はレポートにしていないこと」がある理由
この欄がいちばん変わっているところだと思います。書けたことではなく、書けなかったことを書く欄です。
先生方に聞いたとき、家庭からの記録が扱いにくい理由の上のほうに「保護者や支援者の主観が強い」「記録の信頼性・公平性を判断しにくい」が並んでいました。埋まっている紙ほど、読む側は「どこまで本当か」を測れません。
書けなかったことが書いてあれば、書いてある部分の確からしさが上がります。④は、そのための欄です。
たとえば、写真から作品そのものは読み取れても、それを何時間かけて作ったのかは分かりません。分からないものを推し量って書けば、紙は埋まりますが、読む側はどこまで信じてよいか分からなくなります。だから④に「所要時間は記録がありません」と書いて、欄を空けたまま渡します。
この欄があることで、①から③に書いてあることは「記録から読み取れたこと」だと分かります。埋まっていない紙のほうが使える、という作りにしてあります。
⑥は、先生が書く欄です
最後の欄は、家庭が書くところではありません。先生が読んで、必要なら書き込んで、学校の記録に載せるための欄です。
この紙は、家庭が学校に成果を示すための資料ではなく、学校が判断するときに読む材料です。決めるのは学校です。
この紙を作るために、家庭がやること
送っていただくのは、写真1枚で構いません。つくったもの、読んだ本、育てている植物。ひとことメモが添えてあると、①の要約と③の紐付けが的を外しにくくなります。音声や動画は、料金の段によって受け取れます。
送り方は、ご家庭ごとのアカウントからです。文章にまとめ直していただく必要はありません。まとめ直すところが、この紙の仕事だからです。
体調や気持ちのことは、紙に混ぜません
送られてきたものの中に、その日の体調や気持ちについての記述が入っていることがあります。それらは紙を作る前に自動で取り除きます。
理由は単純で、学習の評価の材料と、その日の調子の話を同じ紙に並べると、読む側が混ぜて受け取ってしまうからです。調子の悪い日が多かったことが、学びの評価に影を落とす。それは避けたい。
それから、この紙は、はじめは子ども本人には見えない設定です。見せるかは、ご家庭で決められます。本人が「やめて」と言ったら、そこでやめます。理由は聞きません。
送ったものの扱い
お送りいただいた記録と、できあがった紙は、当社のサーバーに保存します。使う目的は、紙をつくることとサービスの改善だけです。
学校・教育委員会を含めて、第三者にお渡しすることはありません。紙を学校に出すかどうかは、保護者が決めます。
「消してほしい」とご連絡いただければ削除します。理由は要りません。いつでもやめられます。
無料の1枚から
毎月1枚は無料です。カードの登録は要りません。写真を1枚送るところから始められます。中身を見てから続けるかどうかを決めていただく形にしています。
無料でお使いの紙と記録は30日で消えます。残したい紙は、印刷するかPDFで保存できます。